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自宅への侵入を防ぐ!防犯対策

住宅や店舗を狙った「侵入犯罪」
昔は住人の留守を狙って、周囲に気づかれないように侵入する「空き巣」がほとんどでしたが、
近年は人が在宅でも、平気で押し入る「侵入強盗」が増えています。

・空き巣などの「住宅を対象とした侵入窃盗」は平成16年(2004年)以降連続して減少
・凶器などで住人を脅して金品を強奪する「住宅を対象とした侵入強盗」は令和4年(2022年)
に増加

ということは犯人と対峙するわけで、怪我を負わされたり、ときには人命を奪われたりする事態
にまで発展する事件が多発しています。いま、犯罪の手口が凶悪化していることから、住まいの
防犯対策をさらに強化していくことが求められています。

侵入者はどこから入ってくるのか?

侵入窃盗における侵入口の構成比(令和5年)

●一戸建て
・窓:55.2%
・表出入り口:20.2%
・その他出入口:14.9%
・その他:9.7%

「窓」と「表出入り口」からの侵入が全体の7割以上を占めています。
しかも、この侵入口の多くは【鍵】が掛かっていなかったそうです。

少しだから…在宅中なのだから…と思っても、施錠をする習慣が必要です!

無締まりの次に多いのが【ガラス破り】による侵入。
窓ガラスを破壊し、割れた箇所から手を入れて解錠します。通常のガラスであれば数秒で解錠
されるほか、防犯対策に有効と思われがちな網入りガラスは、防火用として開発されたガラス
のため、侵入防止には効果はありません。

「侵入」されにくくするには、【侵入しにくい】と思わすことが効果的。
それには、物理的な防犯対策が必要です!

建物に侵入する際、「5分以内」に侵入することができなければ、約7割の侵入者は侵入を諦める
と言われています。

この侵入の破壊行為に耐えられる時間を「抵抗時間」と呼び、ドアや錠など商品ごとに定められ
た試験を行い、抵抗時間が5分間以上であることを確認されたものなどが「防犯性能の高い建物
部品(CP部品)」として認定されています。

例として、、

防犯性能の高い建物1
防犯性能の高い部品防犯性能の高い建物部品目録

これらのCP部品には、共通標章である「CPマーク」を貼ることが認められています。防犯性能試験
に合格し、「防犯性能の高い建物部品」として認定された商品のみに使用が認められるマークです。
建物部品の購入を検討する際の目印とすると良いですね。

防犯カメラや警報機

防犯カメラを外部から見える位置に設置し、侵入しにくい家であることをアピールする。
防犯カメラのダミーを設置している住宅も見られますが、ここは実際に録画機能のある本物を設置
しましょう。むしろ、いかにも本物です!と主張できるもの、さらに死角ができないように、複数
設置すると良いです。

そして「侵入強盗」に効果が大きいと思われる、ドアや窓に取り付ける【警報機】。
ドアや窓が一定程度開かれると、警報音を発するアラームなどがあります。
コレは【侵入を諦めさせる】対策になりますよね!

・ガラス破壊センサー
ガラスの破壊を感知するセンサー。 ガラス切断時、破壊時に発生する振動の特定周波数を検知する
・アクティブセンサー
赤外線ビームを発射してそのビームを反射したりさえぎったりした物体を検出する

ホームセキュリティ

一般的になってきた、「セコム」などのホームセキュリティ。
自宅に何か異常があった時に駆けつけてくれるサービスは、この物騒なご時世には不可欠かも。
警備業法では、異常を受信してから【25分以内】に現場到着できる体制が整備されているそうです。

様々な対策を費用を掛けてするのは不本意かもしれませんが、命を守ることにはかえられません。

侵入しにくくする⇒侵入を諦めさせる⇒それでも侵入されたら警備員に駆けつけてもらう

実家などの高齢者世帯には、特に必要かもしれません。
年末年始、家族が揃った場で話し合ってみてくださいね!

▼政府広報 新聞記事下広告「住まいの防犯対策」

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