や~っと秋らしくなってきた今日このごろ、気になってきたのは「乾燥」
自分も含めて、咳払いをする人が急激に増えた気がします。
そしてこの時期に増えるのが「火災」
乾燥+秋風で一気に燃え広がるおそれがあります。
建物の構造で「耐火構造」や「防火構造」、聞いたことはありますよね?!
どちらも何となく「火災」に強い感じがします!笑
詳しくはというと…?
●防火構造:周辺の建物の火災が延焼しにくい構造→周辺の建物の火災の影響を受けにくい
防火構造は外側からの火災にのみ備えた構造です。
そのため、建物内から火災が起こると、耐火構造よりも倒壊・延焼するリスクがあります。
●耐火構造:建物自体に耐火性能がある構造→建物自体が燃えにくい
耐火構造は建物内部で火災が発生したとき、建物が炎上したり倒壊することを防ぐ構造になっています。
通常、火災が発生してから消火、鎮火するまでに30分~3時間かかります。その間隣の建物に延焼すると
大変なことに。それを防ぐには建物が燃えない構造であることが重要です。
ちなみに「準耐火構造」というのもあります。
主要構造部(壁、柱、床、梁、屋根、階段)が準耐火性能を満たし、延焼の恐れのある開口部(窓やドア)
に防火戸など、火災を遮る設備を有する建築物を準耐火建築物といいます。
うん。できれば人様に迷惑を掛けたくないので、「耐火構造」に越したことはない。
耐火構造の基準として、外壁・壁に求められる耐火時間は「1~2時間」
耐火時間を延ばすためには素材の厚みを広げるそうです。
・外壁(壁)に使われる不燃材料
鉄筋・鉄骨コンクリート、ラス・モルタル、コンクリートブロック、
石・れんが、軽量気泡コンクリート製パネルなど。
・不燃素材を使い認められる工法
鉄筋コンクリート・鉄骨コンクリート造
鉄骨造+ラス・モルタル造
補強コンクリート製ブロック造
軽量気泡コンクリート製パネル
あれ?
じゃあ「木造建築」は…?!
「木造建築」は上記に出てきた「準耐火構造」になります。
準耐火建築物は、柱や梁を「燃えしろ設計」(木の表面が燃えても耐力に支障がないこと)にすることで
対応できるため木材をそのまま使うことができます。
しかも、実は木の表面は燃えやすいけど、内部が燃えるまでには時間がかかるんです!
参考↓↓↓
「木造住宅は燃えやすいのか?」
家を建てるときから、「準耐火建築物」として設計・建築しておけば、火事に強い家を建てることができます。
しかも!家を「準耐火建築物」にすると、[火災保険料]が安くなることがあります。
家を持つということは、対岸の火事ではすみません!
責任を持って管理していかなければいけませんね。
コチラも参考に↓↓↓
住宅防火対策推進協議会:住宅火災を防ぐには(防火の家づくり)