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高性能住宅にしたのに結露が発生?!【湿害】

連日暑い日が続いていますが、それでも「梅雨時」のまとわりつくような暑さよりは
マシだと感じるのは私だけではないはず!さすがに35℃を超えてくるとキッついですが…

湿度は健康にも住宅にも良くないことはご存知ですよね。
湿度による健康被害や建物被害のことを【湿害】といわれています。

健康被害では、カビ・ダニ・ウイルス・細菌などは当然ですが、高湿度状態が日常的に
続くような、湿度そのものが健康に影響を与えることも多いそうです。

建物被害では、湿度が原因で結露が発生して建物をいためてしまいます。

⇒そもそも結露はなぜ発生する?「結露と梅雨【脱・結露のススメ】」

昔は結露というと「冬」に発生するイメージではないでしょうか?
冬にカーテンを開くと窓辺が濡れてがガラスには水滴が付いていて…というような。
それは、すき間だらけの家で局所的に暖房を使うことで、冷えている窓辺が露点に達して
結露が発生していたから。

ということは今どきの『高断熱高気密の高性能の住宅』なら結露は発生しないのでは?!

それが、あるバランスが崩れることが結露発生の原因の1つになるんです!

それは【換気】

【換気】が不足しても、し過ぎても結露を発生させてしまうそうなんです。

今どきの住宅は「24時間換気」が必須となっていますが、コレが十分に機能できていない
状態で暖房や局所的に高温な部分をつくってしまうと結露が発生します。

逆に、寒い時期に【換気】が出来過ぎてしまうと、住宅内が「乾燥」してしまうので、
加湿器などを使うことになり、ソレもまた局所的に高温な部分となり結露の発生につながることも。

『高断熱高気密の高性能の住宅』そういわれていても、実際は同一性能ではありません。
高性能にはレベルがあり、しかも施工する職人さんによっても【出来】は変わるというのは本当のこと。

⇒高気密高断熱のはずの家と冬

本当にきっちり、高断熱高気密化を施工して、24時間換気もきっちり設計・施工をすれば、
室内が適切な乾燥状態に保たれて、住宅内の湿害リスクは下がるとされています。

⇒高気密高断熱の家は夏暑い?!

いやいや…寒い時期の局所的な高温の話をしてしまいましたが、今は「夏!」

夏の湿度管理をどうするか?です。笑

夏の除湿は結局「エアコン」が必須!それにプラスしたいのが「全熱交換型換気システム」

換気システムは「全熱交換型換気システム」がオススメです!
全熱交換型換気システムは、室内の温度が外気温の影響を極力受けないように換気してくれます。
暑い夏でも室内の温度はある程度一定に保てる上に、湿度までも一定に保つため、結露が発生
しにくくなります。

しかし実際「全熱交換型換気システム」が無い住宅の方が多い…ですよね。
それならば、「換気システム」+風!
「エアコン」と「サーキュレーター」や「調湿ファン」を使って空気を循環させ、室内の湿度を
一定に保てるようにしましょう。

⇒サーキュレーターは換気に最適!扇風機とどう違う?

残念ながら、コレ!というすぐに効果的な解決策というより、こまめに対策をするしかありません。

湿気と結露は今や1年通しての課題となっています。
1番効果のある予防法は、やはり「家を建てるときにしっかり対策をした施工をしてもらう」です。
実際には、結露は室内だけではなく、「屋根裏」「床下」「壁内部」にも発生します!
建物の湿害に関しては、施工時にプロにお任せするしかありません。

しかし先程も言ったように、施工事業者や職人さんによって、性能の完成度は違ってきます。
きちんと説明をしてくれて、一緒に何がベストか考えてくれるパートナーを選んでくださいね!

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