近年の異常気象のような大雨による「水害」
「水害」とまではいかなくても、道路の冠水や床下浸水など
雨による被害は以前より多発しているように感じます。
そんな中のひとつ「雨漏り」
これは注意報や警報がでていなくても突然起こります!
夜中の豪雨で、家の中に水が滴り落ちだしたら…泣きそうです。。
「住宅瑕疵保険」というものがあります。
家を建てられた方はご存知ですよね。
家を建てて引渡しを受けたあとに欠陥が見つかった場合、
その欠陥を補修するためにかかった費用をお支払いする保険です。
引渡しから10年間の保証が事業者に義務付けられています。
(建築を請け負う事業者側が加入する保険です)
→家を建てるまで建てたあとの保険
その保険の事故で一番多いのが「雨漏り」
何と全体の9割超が「雨漏り」だそうです!
「住宅瑕疵保険」に加入するには、現場検査の実施があります。
にも関わらず、なぜ「雨漏り」が起きるのでしょうか?
雨水の浸入の危険性の高い、外壁開口部などの検査は行われないからです。
通常現場検査は、
1.「基礎配筋検査」基礎配筋が適切に行われているか。
2-2.「構造金物検査」金物等が図面通りに正しく施工されているか。
「上部躯体検査」と「構造金物検査」は同時に実施されますので
実質2回の検査が行われます。
そこに、追加のできる検査があるんです。
それが「雨漏り事故」を防ぐための
『追加防水検査』
「追加防水検査」
壁やサッシ廻り、配管廻り等の防水紙の張り方等について検査します。
外壁は、サッシや配管などの開口部分をはじめ、
雨漏りが発生する危険性が高い部分が多くあります。
そういった所の施工をキチンとすることで、雨漏りリスクは低くなります。
しかしこの保険、上記のように『事業者』側が入る保険です。
「雨漏り防止のために、あえて追加検査をしてくれている」事業者、
施工業者を選ぶ時の参考の一つにはできるかと思います。
こういった事業者側が負担の保険や保証にしっかり入っていてくれると
誠意が感じられますね。
国土交通省:住宅瑕疵担保制度ポータルサイト
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