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今どきの間取りの考え方

家づくりの最大の悩みどころ『間取り』
一昔前の建売とは大きく変わり、自由度が上がった分、迷いも大きくなりました。
間取りに対する考え方も、以前とは意識や希望が変わってきたようです。

■間取りを考えていく順序として…

1.必要な場所・広さを書き出してみる。
例)・リビング→15畳 キッチン→4畳 寝室→8畳 子供部屋→6畳×2 洗面所→2畳 など

2.家事動線・生活動線を考える。
・リビングやキッチンは日当たりの良い場所にする。
・風の通りを考えて、抜ける風の通り道を作ること。
・水廻りは1カ所にまとめる。
・洗濯機から洗濯物干し場所・キッチンの動線を短くする。
洗濯一つでも、「洗濯機」→「洗えたものを取りに行く」→「干す」
「乾いたら取り込む」→「たたむ」→「収める」*必要ならアイロンする。
アチコチ行ったり来たり、その間に他の家事もしないといけませんよね。
家事動線

3.絶対譲れないこだわりを話し合う。
◆階段がリビングにある間取り
昔は玄関を開けたら階段がある配置が多かったですが、
最近は学校から帰宅した子どもと顔を合わせないというのが考え直されてきました。
「ただいま」と「おかえり」をリビングで話せる場所を作ろうという動きが増えています。
◆水廻りを集める
水周りの配管関係で給湯機から離れた場所にキッチンやお風呂場があると、
お湯が出るまでにかなりの時間が掛かります。
そうなると水道代が高くなりますし、設備としての配管代も必然的に高くなります。
エコ住宅が義務化になってきた現在では住機器の配置は重要です。
◆個人の部屋を作る
コミュニケーションが求められ注目されている現代ですが、 ご夫婦でも寝室を別にして、
ご主人・奥さんそれぞれの部屋を持つという思考の方が増えています。
個人を尊重する部屋作りとみんなが集うリビング作り。 目的をしっかりと持った部屋分けは非常に大切です。
◆ 道路側の場所に玄関を配置
玄関は人通りから目立つ場所にする。 物騒な現代では防犯上の問題は外せません!
玄関先を生垣で囲ってしまうと、見知らぬ人がスッと入ることができてしまう。
ご近所にも怪しまれることなくゆっくりと家の外を観察することができ、空き巣などの防犯上を考慮すると
非常に危険です。 また、玄関を奥まった場所に配置するのもおすすめできません。

必要パーツが揃った状態で間取りを考えると、大体の必要平米数が分かるようになります。
そうなると坪単価計算で家の試算が可能になります。
試算は可能になりますが、予算と照らし合わせて吟味するのはもっと先です。
間取りがほぼ変更なく決まりそうな具合になってからの話になりますので、
間取りを決める段階では予算を気にせずに自分のこだわりたい部分の認識や、
家族の思いを確認する作業を中心に進めると一番いい形が出来上がります。

過去の動線の話はこちら

家を建てる導線理想の家間取り