「子育てエコホーム支援事業」申請締切の12月末はもう間近!
間に合わなかった~…という人、
安心して下さい!来年度も後継事業があります!!
「子育てグリーン住宅支援事業」
【住宅省エネキャンペーン】は3年目に入りますね。
こういったキャンペーンは、回数を重ねるほど補助率が下がっていく傾向にあるので、
早めの活用がオススメですが、ここ2年は内容や補助金にほぼ変動がありませんでした。
が、今回の「子育てグリーン住宅支援事業」は新たな住宅の要件を打ち出してきました!
「GX志向型住宅」
GXとは?!
※GX=グリーントランスフォーメーション
脱炭素社会に向けて再生可能なクリーンエネルギーに転換していく取り組みのこと
では、「GX志向型住宅」とは…
①断熱等性能等級6以上
②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率35%以上
③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率100%以上
上記3つを満たす住宅です。
コレをざっとどんな住宅なのかというと、
高断熱・高気密の性能・高効率の給湯器でエネルギー消費を削減
→太陽光発電や蓄電池を設置して再生可能エネルギーを活用
→従来の住宅と比較して35%以上のエネルギーを削減
→実質的にエネルギー消費をゼロにする
では1つずつ分かりやすく噛み砕いていきましょう。
①断熱等性能等級6以上
専門的に[HEAT(ヒート)20のG2]というもので、
UA値が0.46以下
UA値とは…
屋内の熱が外皮(屋根、天井、外壁、窓、床)を介してどの程度逃げやすいかを示す数値。
この数値が小さいほど「屋内の熱が逃げにくく、外気の影響を受けにくい」ということで
「断熱性能が高い」ことを意味します。
ZEH基準のUA値が0.6なので、それ以上の性能ということですね。
②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率35%以上
まず、再生可能エネルギーを除いたとあります。
再生可能エネルギーとは、太陽光発電や蓄電池のこと。
一次エネルギー消費量とは、冷暖房・給湯器・電化製品などの消費エネルギーの合計のこと。
よって、太陽光で発電したエネルギーや蓄電池にためたエネルギーを使わずに、住宅で使う
消費エネルギーを35%削減できる住宅にしてください!ということ。
③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率100%以上
今度は、再生可能エネルギーを含むとあります。
なので、太陽光発電システムを活用して、住宅で使うエネルギーを全部まかなえるようにする。
[創るエネルギー]-[使うエネルギー]=0
いかがでしょう~少しは「GX志向型住宅」分かっていただけましたか?!
要件は省エネ基準よりかなり上の高性能住宅ですが、補助金は「160万円」
対して、子育てグリーン住宅支援事業では、
・長期優良住宅:100万円→80万円
・ZEH水準住宅:80万円→40万円
と大幅に補助金がダウンしました。
建て替え前に居住していた住宅等を除却する場合は「20万円」増額になります。
「GX志向型住宅」と「長期優良住宅住宅」の補助金の差は「80万円」
「GX志向型住宅」の住宅にする費用と補助金の差、実際に住みだしてからの省エネコスパ、
長期的にみた日々の快適さ、しっかり計算してイメージして選んで下さい!
最後に注目してもらいたいのはコレ↓↓↓
「GX志向型住宅」は全ての世帯が対象なんです!
新築の補助金といえば、「子育て世帯」「若者世帯」が対象のものが多い中、
年齢制限がないというのは大きなポイントです!
子どもが巣立ち、夫婦二人になってからの建て替えなど、「健康寿命」が伸びそうな
高性能住宅なので、高齢者の住み替えにも最適なのではないでしょうか。
国土交通省:住宅省エネキャンペーン2025