先日友人が、「町内に新しいお家が増えているんだけど、洗濯物が干されているのを見たことがない。
乾燥機で乾かしてるのかな?」と言っていました。
半分正解!笑
「乾燥機」で乾かす人も増えているし、「ランドリールーム」ですべて完結するお家も増えています!
「ランドリールーム」とは…
「洗う」「干す」「畳む」「しまう」「アイロンがけする」などが、まとめて行えるスペースのこと。
贅沢なスペースとも言われますが、ソレがあることで【家事の効率化】【導線の短縮】になり、共働き世帯や
子育て世帯など忙しい世帯に注目されています!
住友林業の家(展示場)

通常の部屋干しと違うの?!
「ランドリールーム」をつくることで、
・洗濯家事の時短になる⇛[洗う→干す→畳む]の作業を同じ空間でできるので洗濯家事の時短になる
・室内干しがしやすくなる⇛リビングに部屋干しをすると、[邪魔になる][ジメジメする][干す]場所がない
・時間や天気を気にせず干せる⇛夜中でも気にせず干せるし、突然の雨などを気にしなくても良くなる
・プライバシーを確保できる⇛洗濯物が人目につかず家族のプライバシーが守れるし、防犯対策にもなる
室内干しで乾くの?
ちゃんと乾かせられる「ランドリールーム」をつくるには、あとで後悔しないためにもしっかりとした計画が
必要です。思うように洗濯物が乾かない場合の原因は大きく下記の3つになります。
・室温が低い
・湿度が高い
・気流不足
・室温が低いと空気が乾燥していてもなかなか乾きません。気温が低いと空気中に蓄えられる水分量が減るため
洗濯物の水分が蒸発しにくくなります。室温を上げることで、洗濯物の水分を早く蒸散させることができます。
※「空気は温度が高くなるほど、より多くの水分を取り込むようになる」という性質があります
・湿度が高いと空気が飽和状態に近づき、洗濯物の水分の逃げ場がなく乾きが遅くなります。
・気流不足だと洗濯物から蒸発した湿気が留まってしまうので乾燥が遅くなります。ルーム内の空気を動かして
換気などすることで洗濯物の乾きが早くなります。
「ランドリールーム」をつくるときの注意点
◎適切な面積の確保
効率的に洗濯物を乾かすには、広すぎず狭すぎない適度な広さを確保することが大切。
・広すぎると…
ルーム内の温度を上げたり、湿度を下げることがしずらくなる
掃除が大変になる
・狭すぎると…
洗濯物間の距離が詰まり、風が通りにくく乾きにくくなる
干すスペース、作業スペースそれぞれ確保できない
◎暖房器具、除湿機を設置する
ルーム内の温度を上げるための暖房器具、湿度を下げるための除湿機は必須。
ルーム内が温まることで作業時の寒さ対策にもなります!
梅雨の時期など湿度が高い時期は換気扇を利用しても取り入れる空気の湿度が高いですので、除湿機が活躍する
場面が多くなります。
◎日光を取り入れられるようにする
自然光が入り、開閉できる窓を設けると、温度や湿度の調節がしやすくなります。紫外線で殺菌効果も!
◎換気口、扇風機・サーキュレーターを利用する
通気性を確保するために入口・出口を作ることをおすすめします。
風が抜けるよう窓を配置すれば、季節によっては窓を開けるだけでも洗濯物が乾きます。
ランドリールーム内の気流が不足している場合は、扇風機やサーキュレーターの利用がおすすめです。
風をかき混ぜることに特化した扇風機やサーキュレーターを利用することで、洗濯物に効率的に風を当てられ
乾燥を促せます。特にサーキュレーターは、下部から効率的に風を送れるためおすすめです。
◎乾燥機の導入も
乾燥機の導入も並行して検討することもおすすめ。乾太くんになどの乾燥機は、効率的・短時間で洗濯物を
乾かせますので、設置がおすすめです。
設置した人の後悔・失敗例
・導線が悪いとせっかくの「ランドリールーム」がストレスになってしまいます。
・収納が少なすぎて入り切らないと、結局洗濯物を持って収めにいく手間ができてしまいます。対策として、
ファミリークローゼットの隣に設置すると便利です。
・照明が暗いと、衣類を畳んだりアイロンがけをするのに不便です。
やっぱり「ランドリールーム」はオススメ
効率的に洗濯物を乾かすことができ、その場で畳む・収納することのできるランドリールームは家事の効率を
上げられる優れたスペースです。使い勝手が良い部屋になれば、日々の洗濯家事が一段とやりやすくなるでしょう。
一方でスペースが不足したり、温度・湿度をコントロールできなければ、中々乾かないということもあるようです。
設計段階でしっかり計画・工夫を凝らして、しっかり乾く効率的に洗濯をできる「ランドリールーム」のある家を
作りましょう。