『アップサイクル』
ここ数年よく耳にするようになりましたね。
リサイクルとは意味が違いますよ~
アップサイクルとは…
不要となったものに新しい付加価値を持たせて、元の製品よりもグレードアップした
新たな製品つくりだすことです。
つくる時は、元の素材を生かしてエネルギーの消費を抑え、環境への負荷も抑えられます。
逆に、元の価値より下がるグレードダウンするリサイクルは「ダウンサイクル」といいます。
住宅関連で言えば「リノベーション」もアップサイクルの一つになります。
ちなみにリサイクルは、一度原料に戻したり分解したりするので、エネルギーが多く使われて
環境に負荷が掛かるのでアップサイクルにはなりません。
今、「脱炭素社会」を目指している中、環境に負荷を掛けない素材が注目されています。
住宅を建てる時や補修する時にも、「自然素材」や「エコ建材」が使われています。
今回はそんな地球にやさしい「エコ素材・建材」をピックアップします!
◎エッグタイル
『卵殻を原料にした壁材』日本エムテクス株式会社
・優れた吸放湿性…
卵の殻にはひよこが呼吸するための多くの気孔があり、それが優れた吸放湿性を発揮する
・木材と同等の熱伝導率…
タイル内部に空気層ができるため断熱性に優れ、熱伝導率はタイルの4分の1
・超軽量タイル…
通常タイルの約2分の1と超軽量のため、壁紙の上からでも施工が可能
◎Mokkun
『木の端材を使った塗り壁』ヤマガタヤ産業株式会社
・ストレス軽減と保温効果…
木本来が持つ心の鎮静作用により癒やし効果が期待でき心を落ち着かせます
温められた空気を逃さない保温効果があり、冬でも壁がひんやりしない
・調湿と良質な空気…
ヒノキの特性との相乗効果で、吸放湿性に優れ室内を快適な空気環境に保ちます
・消臭・抗菌・不燃
24時間でほとんどの菌がいなくなり、生活臭も軽減、木材なのに不燃性を実現
◎SOLIDO typeF coffee
『廃棄物を使ったリサイクルボード』ケイミュー株式会社
・利用価値がないと捨てられてきた廃棄物とセメント素材を混合して作られた壁材
・「SOLID typeF coffee」はコーヒーの豆かすを再生材料として活用
・セメント本来の風合いを生かし、一枚一枚表情が異なる温かみのあるボード
◎オガファーザー
『木と紙からできたクロス』株式会社イケダコーポレーション
・安全と透湿性…
全ての原材料が再生可能なもので住む人の健康に配慮
呼吸性を妨げない高い透湿性で家全体の呼吸を促しカビの発生を抑える
・自由度のあるデザイン性…
モダン・ナチュラル様々な空間に似合い、個性が出るデザイン性の高い素材
・高いメンテナンス性と施工性
トラブルの少ない扱いやすい自然素材で、特殊な施工を用いることなく使いやすい
◎さらり畳
『茶殻配合ボード畳床』株式会社伊藤園
・おばあちゃんの知恵袋(畳に茶殻を撒いて掃除する)から誕生した「お茶入り畳」
・茶殻に含まれる、抗菌・消臭などの機能性
・緑茶成分の働きにより足のいやな臭いなども吸着・消臭する
こちらの製品は、「お~いお茶」の伊藤園の商品。
他にも…
「茶殻入りデザインウォール」「茶殻入り機能建材タイル」などがあります。