最近の豪雨は、局地的集中豪雨が多く、突然やってきて、あっという間に水が溢れ浸水!ということも!
台風のように、近づいている情報があれば準備や対策も出来ますが、ゲリラ豪雨のように突然の場合には、
土のうを、おっちら運んでいる時間が無いこともあるかもしれません。
昨年でしたでしょうか、雨が降り出して、10分で床下浸水が始まったということもありました。
アスファルトで舗装されている所では短時間で多量の雨が降ると、下水の処理能力を超えて、
マンホールなどから水が地表に溢れ出たりします。
浸水を止めるには…
一番に思いつくのはやはり「土のう」という人が多いかと思います。
土のう…お家に完備されていますか?
私の住んでいる地域では台風が近づいてくると、地域で準備しているので取りに来て下さい!とお知らせがあります。
しかし、土と袋が用意してあって、雨風の中、自分で袋詰→運搬…利用時間も短く、仕事帰りに行くともう閉鎖中…。
高齢の方にはことさら結構な重労働ですよね。中々貰いに行く気になれず結局我が家にもまだありません…
土のうが無いときには「簡易水のう」という手もあります。
ダンボールの箱に、水を入れたゴミ袋を沢山入れて重しにして、まわりをビニールシートで覆えば土のうの代わりになるそうです。
と、ここまでは手間と時間の掛かるやり方でしたが
そもそも土のうは、緊急時の設置に時間がかかり、その止水性能にも問題があるという話も。
大きな公共の場所や道沿いには勿論効果的で不可欠だと思いますが、個人宅にはどうでしょう?
最近はもっと便利なモノがあります!
●「水で膨らむ土のう袋」
【特徴】
■使用前はピラピラの薄い袋で保管のスペースいらず!
■使う時は水に浸すだけで2~3分で立派なポリマー性の「土のいらない土のう」が出来上がり!
■袋自体にすべり止めが付いていて、濡れた地面でも滑りにくく、積み重ねたモノがずれるのを防止
■紐が付いているので固定したり、他の袋と連結したりが可能
■緊急時は、そのまま濁水にそのまま浸しても膨らむモノもあります!
一例【土NO袋:日本仮設株式会社】
●「差し込むだけ止水板」
【特徴】
■パネルを置くだけなので簡単!早い!(設置する場所の側面か下にレールを予め設置)
■ゴムとパネルでしっかり止水!
■軽いので持ち運びも軽々!
■ほとんどのモノが分割できるので保管もコンパクト
止水板は特に、都市部の浸水に効果的そうですね!低くなっている場所にある入り口や駐車場にも。
一例【Sシステム簡易止水板:有限会社生活システム】
まとめ
自分の家は自分で守らなきゃ!!です。
元々、住宅は水に弱いというのに、浸水なんて考えただけでも恐ろしいですよね…
しかし今「集中豪雨」は、どこでもいつでも起こりうる事象です。
大量の土のうを保管する場所があり、すぐに移動可能な状況ならば、やはり「土のう」がコスト的にも一番です。
しかし、お家に高齢者しかいない…突然のことにすばやく対応できないかもしれない…など不安がある場合には
他の対策を予め準備しておくのがいいですね!イザという時の対応手順も家族みんなで確認しあっておきましょう。
最後に、浸水防止をする時は家の中も!もしもの時の逆流防止の為にお風呂などの排水口にも止水を忘れずに!
○水害に備える家【水害対策】
○水害に使える公的補償(1)
○水害に使える公的補償(2)
○どうしたらハザードマップを活用できる?
○避難勧告についてのガイドライン【避難のタイミングを明確化】