TVやニュース、新聞などでも、全国的に『空き家』が問題になっていることが報道されています。
適切な管理が行われていない空家が、防災、防犯、衛生、景観 等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしています。
なぜ増えているのか…
・相続をしたもののどうしていいか分からず放置。
※相続した土地に建物(空家)があると、固定資産税が最大通常の6分の1に軽減される。
・人口減少や少子高齢化などで住む人がいない。
・貸そうにもリフォームや管理に掛かる費用が捻出できない。 などなど。
岡山県の状況は…
住宅ストック数が世帯数を約 20%以上も上回っており、過剰な住宅供給となっています。
全国的に見ても、中国地方は空き家率が高く、岡山県はH25年度で全国9位です。
※住宅ストック数とは、建築されている既存の住宅のこと。現在、住む人の数より、家の数の方が多くて余っている状況です。
岡山市はさらに…
岡山市だと、政令指定都市の中では大阪市についで2位という非常に高い水準になってしまっています!
特に『特定空き家』になりやすい、「その他の住宅」が空き家総数の37%以上を占めており、平均を大きく上回っています!
「その他の住宅」とは…
『空き家の種類は4つに分けられる』
・賃貸のために空家となっている「賃貸用住宅」
・売却のために空家となっている「売却用住宅」
・別荘など普段人が住んでいない「二次的住宅」
・長期にわたって不在の住宅や建替え等のため解体予定の「その他の住宅」
ではずっと放置していたらどうなるか?…
近所の方達からすると…
住んでいない住宅の傷みは早く、
「腐食して崩れてきたら危険」「見かけも良くない」「犯罪に使われる可能性があり不安」「異臭がしてくる」など沢山の迷惑を掛けます。
持ち主からすると…
上記にある『特定空き家』に指定されると大変なことになります!
土地にかかる固定資産税の優遇措置が適用されなくなるなど、所有者にとっても大きなデメリットが発生します。
といってもすぐになるわけではなくて、
指定された→自治体から改善の勧告を受けた→にも関わらず何もしない
となると、土地にかかる固定資産税の更地の状態と同等の6倍となっていまいます(驚)
『特定空き家』に指定される要因とは…
・そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
・著しく衛生上有害となるおそれのある状態
・適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
結果、空き家を放置しないで~
まともな管理をせず資産価値のない空家は、金食い虫です!
どうしようか悩んでいる空き家をお持ちの方は、貸すのか、売るのか早めの決断が必要ですね。
そして、近所に気になる危なそうな住宅があれば、早めに行政に相談しましょう!
【相談はコチラ】
岡山県内の空き家相談窓口及び補助制度等一覧 http://www.pref.okayama.jp/page/489784.html
【何とかするための補助金情報】
●空き家を除去する際の補助金(岡山市)
空家等適正管理支援事業(除却)←こちらをクリック
●空き家をリフォームする際の補助金(岡山市)
空家等適正管理支援事業(リフォーム)←こちらをクリック