今どきの家は、高気密・高断熱は当たり前!
壁・天井・床、家を包み込むように断熱材が敷き詰められていることでしょう。
床…家の下側の断熱には2種類あることをご存知ですか?
それが【基礎断熱】と【床断熱】
新築時には、どちらを選んでもしっかり施工して貰ったらいいのですが、
リフォーム時には、その時の状態によって最適な方があると思います。
それぞれの違いを何となくでも知っていれば、選ぶ参考になるかと思います!
まず実際どこに断熱材が入るか?
【基礎断熱】
特徴として、床下空間も室内空間のひとつとして考えるので、
基礎内部をすべて断熱材で覆い、床下空間ごと暖かく保ちます。
【床断熱】
1階床の下全面に、断熱材を覆いながら取り付けられるので、
基礎断熱と違って、床下からの冷気も暖気も受けにくいようになります。
続いてそれぞれのメリット・デメリット
【基礎断熱】のメリット
○基礎の外周だけで気密化できるので、床断熱よりも圧倒的に「気密」を確保しやすい。
○一年を通して床下の温度が一定に近くなるので、冷暖房の負荷を低減させる効果がある。
○夏は地熱で床から涼しく、冬は基礎のコンクリートが地熱以下になりにくい。
【基礎断熱】のデメリット
○基礎に使われるコンクリートは、2年ほどは湿気を放出するので、
床下で結露したりカビが発生することがある。
対策として、床下エアコンを付けたり、24時間換気の換気経路に組み込むなど。
【床断熱】のメリット
○床のすぐ下に断熱材があるので、基礎断熱より冬場の床が冷たく感じにくい。
○基礎断熱に比べて費用が安い。(断熱材の枚数や施工技術による)
【床断熱】のデメリット
○柱や配管の気密処理が難しいので気密を確保しにくいため、
施工知識と丁寧さが必要となり、職人によって技術の差が大きくなる。
まとめ
結局、2つの断熱方法の違いは、基礎までを室内環境に近づけるか切り離すかです。
近年では【床断熱】の施工の方が多いようですが、一番の理由は費用の違いが大きいかと。
どちらにしても、信頼のおける業者さん、技術の確かな職人さんに依頼をできるかで、
断熱レベルは全く違うものになりかねません!
施工に入る前に、しっかり相談して納得できる業者さんにお願いしてくださいね!
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