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住宅補助金の要件「性能向上」ってなに?!

住宅を取得(新築・購入)、リフォーム(リノベーション、断熱など)をする時に是非利用したい
『補助金・減税制度』
しかしこれらの制度を受けるには【要件】があり、ほぼ全てが【性能向上(省エネ)】することとなっています。

今年度注目の補助制度でいえば…

◎こどもみらい住宅支援事業⇒高い省エネ性能を有する新築、省エネ改修
◎住宅エコリフォーム推進事業⇒ZEHレベルの高い省エネ性能への改修
◎長期優良住宅化リフォーム⇒性能向上リフォーム(改修)
◎住宅ローン減税⇒省エネ基準適合
※省エネ基準に適合しない「その他の住宅」については、2024年以降の新築は原則、
住宅ローン減税が受けられなくなります。

と、このように【性能】のレベルは違えども、新築なら高い省エネ性能、
リフォームなら性能を向上させて省エネになるように工事をすることが【要件】となっています。

では実際、補助制度が適用になる【性能】とはどれくらいのものなのか?!
今回は分かりやすく大まかに分類してみます。

新築では大きく3つの性能で分けられます

■ZEH住宅・ZEHレベル

・強化外皮基準に適合し、再生可能エネルギー等を除き、基準一次エネルギー消費量から 
20%以上のエネルギー消費量が削減される性能を有する住宅

■高い省エネ性能等を有する住宅

・認定長期優良住宅
・認定低炭素住宅
・性能向上計画認定住宅

■一定の省エネ性能を有する住宅

・断熱等級性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級4にを有する住宅

 

しかしココで注意!!
今年度(2022年)『住宅性能表示基準』が改正されたんです!

2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させるため、

【4月より改正】
◎断熱等性能等級5(今までは4が最高)、一次エネルギー消費量等級6(今までは5が最高)

【10月より改正】
◎ZEH水準を上回る断熱等性能等級の設定⇒等級6、等級7(4月の等級5からさらに高く!)

これらが改正されたことで、長期優良住宅・認定低炭素住宅・性能向上計画認定住宅の認定基準が変更
になり、「高い省エネ性能等を有する住宅」から「ZEHレベル」に引き上げられます!
結果、長期優良住宅・認定低炭素住宅・性能向上計画認定住宅の認定基準が厳しくなったともいえます。

 

↓↓↓ 2022年10月から ↓↓↓

■ZEH住宅・ZEHレベル

・強化外皮基準に適合し、再生可能エネルギー等を除き、基準一次エネルギー消費量から 
20%以上のエネルギー消費量が削減される性能を有する住宅

➕・[新基準]認定長期優良住宅
➕・[新基準]認定低炭素住宅
➕・[新基準]性能向上計画認定住宅

■高い省エネ性能等を有する住宅

[旧基準]認定長期優良住宅
[旧基準]認定低炭素住宅
[旧基準]性能向上計画認定住宅

■一定の省エネ性能を有する住宅

・断熱等級性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級4にを有する住宅

 

住宅ローンの要件「省エネ基準」について

現在はまだ、省エネ基準に満たない「その他の住宅」でも、住宅ローン減税が適用できていますが、
2024年以降の新築は原則、住宅ローン減税が受けられなくなります!
※2023年末までに新築の建築確認を受けた住宅で、2024年~2025年に入居すれば
借入限度額:2000万円・控除期間:10年間は適用される。

まとめ

補助金や減税制度が適用される住宅性能の要件は、簡単に言い換えると、
[ZEHレベル][ZEHまではいかない高い省エネ性能][最低限の省エネ性能]となります。
しかし、改正を重ねてそれぞれの基準は年々高く、厳しく見直されていっています!

それはすべてコレのため↓↓↓
「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させるため」

しかし高性能の住宅は、住む人の健康にも深く影響があります。
家の断熱性によって健康寿命が伸びるとの関連も確認されています!
「家の断熱性がいいと健康になる?!」

補助制度を活用して、環境にもカラダにも良い【性能向上】のおうちづくりをしてくださいね。

家を建てる省エネ補助金高断熱・高気密