昨年からの電気代の高騰、「太陽光発電システム」と「蓄電池」又は「V2H」を検討
されている方も増えたのではないでしょうか。
今回は「太陽光システム」について、導入を検討するためにも、改めて簡潔にまとめて
いきたいと思います!
資料:国土交通省の「戸建住宅の太陽光発電システム設置に関するQ&A」
まずは基本的なところから…
◎太陽光発電システムの機器構成
太陽光発電システムは、基本的に太陽電池モジュール、接続箱、パワーコンディショナ―、
ケーブルから構成され、これを分電盤につないで発電電力を供給します。
・太陽電池モジュール
⇒太陽光エネルギーを直接電気エネルギー(直流)に変換するパネル。
・接続箱
⇒太陽電池モジュールからの直流配線を一本にまとめ、パワーコンディショナ―に送るための装置。
・パワーコンディショナー
⇒家庭で使える交流電力に変換するための装置。太陽電池モジュールが発生する直流電力を最大限
引き出すように制御する。最近は、接続箱と一体となったパワーコンディショナ―も普及している。
◎いつ発電する?発電量が足りなかったら?
一般的に、晴れた日の日中に最も多く、曇りの日は晴れた日の40~60%、雨の日は25%程度。
夜は発電しない!
早朝や夜間は、電力を多く使いますが太陽光発電システムは発電しないので、電力会社から電力を購入
することになります。曇りや雨の日も発電量が少ないと購入することになります。(蓄電池等がない場合)
◎発電した電気が余ったら?
晴れた日の日中に発電した電力が余って、蓄電池等のためておけるものがない場合は、電力会社の
電力網に流して他の場所で使ってもらうようになります。コレが【売電】!
■余った電力を電力会社に売電する制度として FITという[電力会社が一定期間、一定価格で買い取る
ことを国が保証する制度]があります。買取期間は10年。
◎太陽光発電システムの設置費用はいつ採算がとれる?
ココは一番気になるところですよね~!
まずコストとしては…
・システム設置費用
・システム運転維持費用(使う期間中の合計)
・システム廃棄費用
次にメリットは…
・自家発電になるので、電力会社からの電力購入が減る
・余った電力を売電してことによる収益
試算結果は…
設置後22年ほどで、コストとメリットが同じくらいになり、以降はメリットの方が上回ると予想されて
います!(ZEH水準の省エネルギー性能の住宅に5kWの太陽光発電システムを導入した場合)
※ただし…機器は経年劣化するので交換が必要になってきます。パネルの寿命は25~30年程度、
パワーコンディショナーは15年程度といわれています。
◎太陽光発電システムは自己資金での設置以外にある?
自分で購入して設置して使用する「自己所有型」以外に、第三者が設置する「オンサイトPPA型」、
機器をリースして設置する「リース型」があります。
「自己所有型」以外は初期投資なしで設置利用できるので、検討してみるのもアリです!
◎導入計画のススメ
最初にいっておきます!必ず数社で[相見積もり]を取って下さい!!
①計画の検討を依頼する
住宅を新築や購入した住宅メーカーや工務店を通して、または直接に太陽光発電システムの設置業者に
検討を依頼します。
②発電量や経済性を検討する
太陽電池モジュール等の種類、設置する方位やパネルの傾斜角、日射量を左右するまわりの環境などに
よって発電量が変わります。設置業者にシミュレーションしてもらい、検討します。また業者によって
設置費用も異なりますので、相見積もりを取得し、比較検討して下さい!
◎蓄電池は必要?
電気代を考えるなら、断然あった方が(私は)いいと思います!
自家発電をして、使いきれなかった時間帯の電力を売っているのに、電力をたくさん使う時間帯は購入
しないといけないという状況がどうかと。蓄電池は高額なので予算の問題もあるんですけどね。
だからこそ、車を使っているなら【V2H】といった選択肢もすばらしい!と思います。
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