まず、「50戸連たん制度」とは?
それぞれ55m以内にある建物が50戸以上連なっている区域に限って、新しい住宅の開発を認める
という岡山市の制度です。
岡山市は「市街化区域」と「市街化調整区域」というエリアに分かれています。
市全体に占める面積では
・「市街化区域」が13.2%
・「市街化調整区域」が61%
・その他は「区域外」。
「市街化区域」では、優先的に市街化を進める一方で、
「市街化調整区域」では、住宅などの建設が制限されています。
それは、人口密度の低下を防ぐため。
よく「コンパクトシティ」って聞きますよね!都市機能を市街地に集中させるための政策です。
しかし、「市街化調整区域」で制限していたとはいえ、一定の条件を満たせば住宅建設を認めていました。
それが「50戸連たん制度」です。
これを認めていたことによって、「市街化区域」に近い「市街化調整区域」で「50戸連たん制度」による
開発が数多く行われて、新しい住宅が増えました!
これによって起こったのが「市街化区域」での「人口密度の低下」です。
「人口密度の低下」が起こると…
・日常生活で必要な「病院」「店舗」などが成り立たなくなってしまう
・交通で重要な「拠点」の維持が難しくなる
などが起きてきます。生活の利便性を保つには「一定の人口密度」が必要ということなんです!
それを維持するために、「50戸連たん制度」が廃止になります。
では、「「50戸連たん制度」が廃止になると…
「50戸連たん制度」が廃止になると、農地を開発して宅地にすることができなくなります。
すでに宅地になっている土地では、引き続き建築が可能です!
そして、人口減少が著しい区域に限定して、既存集落の維持・活性化を図るため、
新たに「20戸連たん制度」が新設されます。
「20戸連たん制度」の適用区域は、25年間で人口減少率が23%以上の小学校区で
小串、蛍明、桃丘、角山、山南学園、馬屋上となっています。
↓↓岡山市が今回の制度見直しで目指すまちの将来図↓↓
「50戸連たん制度」の廃止、の詳細はこんな内容です。
農地を宅地用に開発しようと計画していた方、令和6年4月から2年間の経過措置があります!
開発するなら今?!笑
よく話し合い、計画を進めていってくださいね ♪