新たな住生活基本計画の施策方針として
「世代間で助け合いながら子供を育てることができる三世代同居・近居の促進」
とあります。
実際に同居や近居について、子育て世帯の方達の考え方はどうなのでしょうか?
■30~40歳代が考える理想の家族の住まい方
ひとり暮らし 夫婦のみの二人暮らし
親と子ども世帯で祖父母とは離れて住む
親と子ども世帯と祖父母と近居
親と子と祖父母と同居 その他
子育て世帯の30~40歳代の若夫婦は約60%が三世代同居・近居を住まいの理想と考えているようです。
親世代の方からしても、元気な内は良くても将来的に考えると同居をしていた方が安心なのではないでしょうか?
そんな三世代同居を税制でも支援をしてくれます!
■三世代同居対応改修促進税制(ローン減税・投資型減税)
三世代同居に対応した改修工事を行った場合、所得税から控除する制度。
投資型と住宅ローン型のいずれか選択制です。
『投資型』→自己資金で工事を行う(上限250万円)
所定の工事の標準的な工事費用相当額の10%がその年分の所得税額から排除される。
『住宅ローン型』→ローンを借りた時に利用できる(上限250万円)
5年以上の住宅ローンを借りた場合、改修工事にかかる借入金の年末残高の2%が5年間税額控除される。
注意)キッチン・トイレ・浴室・玄関を増設し、工事後2つ以上が複数箇所になることが条件。
適用期間)2016年4月1日~2019年6月30日(改修後の居住開始日)
只、同居・近居の理想が約60%であっても、『同居』より『近居』の方が2倍以上多いという点が気になります。
『同居』でないと補助や控除は受けられません。やはり『同居』となるには色々な問題がクリアにならないと
ムツカシイという事でしょうか。
最近は家を建てる時やリフォームをする時に完全世帯分離型や間取り・内装の工夫で、安心感と独立性を確保されている方も多いです。
二世帯や三世代に対応した施工例を沢山見ると個々に適した良い解決策が見つかるかもしれないですね!