教えて!大棟梁
P5で登場する俺の家、“ホワイトハウス”。その前面には庭が広がり、活き活きとした石たちが大胆に配置されている。これを作ったのは他でもない、作庭もこなす“スーパー大工”の俺だ。「建築へのジャーニー」と名付けたこの庭は、日本庭園界の巨匠・重森三玲からインスピレーションを受けて、俺流にアモーレを込めて仕上げたもの。その題名の通り、旅は画面右端の西大寺観音院(岡山市)をモチーフとした石組から始まり、ロシアのブレオブラジェンスカヤ教会、インドのタージ・マハル、スペインのサグラダ・ファミリア、イタリアの“ピサの斜塔”、パリの凱旋門、エッフェル塔…と、世界の名だたる建築群を巡って広島の厳島神社へと、また日本に戻ってくる。これには俺が若かりし頃、欧米を放浪中に名建築と出会って衝撃を受けながらも、日本建築のすばらしさを再認識して日本に舞い戻ったという、貴重な経験のエッセンスが詰まっているのさ。
そして「建築へのジャーニー」の最終到達点として象徴的に表されているのが、桂離宮。玄関の石畳は桂離宮の「真の延段」をモデルとしており、日本を代表する名建築への賞賛を表現しているんだぜ。
ちなみに立体的な石組には徳島県産の青石、歩道部分の石畳には丹波鞍馬産の石を使っている。