今回は共働き夫婦が住宅ローンを組んでいる際、お互いに万が一のことがあった場合、
「団信」でどのように保証されるか?ということなのですが、、
まず、共働き世帯の住宅ローンは大きく3つあります。
[ペアローン]⇒夫(債務者&妻の保証人)・妻(債務者&夫の保証人)
[連帯債務] ⇒夫(債務者)・妻(連帯保証人)
[連帯保証人]⇒夫(主債務者)・妻(連帯債務)
※夫を主債務者とした例です。
詳しくはコチラ↓↓↓
「共働き夫婦の住宅ローン」
そして「団信」とは?
「団体信用生命保険」の略で、住宅ローンを組んだ人が死亡や、高度障害になった時に、
保険金によって住宅ローンの残金が支払われる保険です。
本来「団信」は、
[ペアローン]→夫・妻
[連帯保証型]→夫
[連帯債務型]→夫
しか加入できませんでした。
ココから今回の【連生団信】についてになりますが、①上記の[連帯債務型]で「妻」も
加入できるようになった「団信」が【連生団信】となります。
今までも、フラット35では「ペア連生団信」というモノでありましたが、他の保険会社や
金融機関も【連生団信】付きの住宅ローンを取り扱いしてきています!
さらに!
今年(2024年)7月より、②上記の[ペアローン]で加入できる【連生団信】付きの
住宅ローンの取り扱いを開始する生命保険会社もあるそうです!
では、【連生団信】付きだと何が違うのか?!
それは、夫婦どちらかに万が一のことがあった時の「住宅ローンの残債」がどうなるか?に
違いがあります。
通常の「団信」だと、夫が死亡した場合…
[ペアローン]
夫のローン→保険によって返済
妻のローン→そのまま返済していく
[連帯保証型]
夫のローン→保険によって返済
連帯保証人の妻→返済無し
[連帯債務型]
夫のローン→保険によって返済
妻の連帯債務→そのまま返済していく
これが「連生団信」だと、、
[ペアローン]
夫のローン→保険によって返済
妻のローン→そのまま返済していく
※②の「連生団信」に加入していると、保険によって二人分のローンが返済される!
[連帯保証型]
夫のローン→保険によって返済
連帯保証人の妻→返済無し
※「連生団信」加入できない!妻が死亡したとしても残債はそのまま。
[連帯債務型]
夫のローン→保険によって返済
妻の連帯債務→保険によって返済
※①の「連生団信」に加入していると、保険によって二人分のローンが返済される!
注目!ペアローンで利用できる【連生団信】
さて、今年(2024年)7月より、②上記の[ペアローン]で加入できる【連生団信】付きの
住宅ローンの取り扱いを開始する生命保険会社は『第一生命』さんです!
近年、共働き世帯の増加と共にペアローンの需要も増加しています!
さらに住宅価格の高騰や、より良い住まいを求める傾向から、「1人分の収入であきらめるより
2人分の収入を合わせて購入する」という理由でも、ペアローンや収入合算での住宅ローンを
選択することがあるようです。
住宅ローンを何で選ぶか…
夫婦共働きでの住宅ローンを、なにを目安に選ぶか?
「住宅ローン控除」の適用を各々受けられることは大きいメリットかと思います!
どの住宅ローンでもまず審査があります。事前審査もありますので、借入可能額を調べてから
検討するのもいいですね。今回の「万が一の時のこと」などリスクも合わせて考えて下さいね。