長期優良住宅の認定を受けるか?受けないか?受けて良かったか?受けなくても良かったか?
人それぞれの意見や感想があります。
もちろん、お金が掛からなければ、マイホームは快適に長く住めるに越したことはないですよね!
家の生涯で考えれば、トータルでは高性能住宅の方がお得なんだろうとは分かっていても、
建てる時の費用、定期的なメンテナンス時の費用、それに発生する補修費…それらと家計の兼ね合いもあります。
メリット・デメリットを今一度確認してみましょう!
メリット
認定を受けるかどうかの違いは現在では税制上のメリットが主です。
しかし資産価値の維持のしやすさは大きいかと思います。
【ローン減税】
住宅ローンの控除額拡大→10年間で最大400万のところ、長期優良住宅なら最大500万になります。
【税金の軽減】
●固定資産税の軽減期間延長→通常は新築から3年間 1/2のところ、長期優良住宅なら5年間 1/2となります。
●不動産取得税の控除→一般住宅では、1200万円の控除ですが、長期優良住宅の場合、1300万円控除されます。
●登録免許税の軽減(登記に必要なお金)→一般住宅の場合、課税評価額の0.15%ですが、長期優良住宅の場合では、0.1%になります。
【補助金が利用できる】
長期優良住宅で受けられる補助金は年々増えています!
●地域型住宅グリーン化事業
一戸あたり100万円を上限として補助金を利用することができます。
更に地域材を使用した場合、20万円が加算されます。これだけではなく、三世代同居対応にした場合30万円が加算されます。
最大で150万円の補助金を利用することが可能
【良質で快適な家・資産価値の維持】
厳しい認定条件をクリアしているので当然ですが、構造の耐久性は高く、耐震性もあり、省エネルギー性の性能も良い住宅になります。
価値を落とさないようメンテナンス・維持管理がしやすく考えられているので資産として残せる住宅になる。
デメリット
【申請費用】受けるか受けないかで多く問題になるのがこちら!
申請に費用がかかる→申請費用自体は高くないそうですが、申請に必要な書類を作成する金額が高くなるよう。
【定期的な費用とペナルティ】
住宅履歴の管理責任→管理しておくだけではなく、長期優良住宅の基準を維持するために計画的にメンテナンスが必要になります。
また、メンテナンスには、当たり前ですが費用が発生します。守れない場合は、免許の取り消しや罰金が発生します。
しかし、定期的にメンテナンスすることで、大きな故障の早期発見に繋がるので、結果として費用は抑えられるというメリット部分もあります。
まとめ
認定を受けるかどうかの違いは現在では税制上のメリットが主です。
住宅ローンの借り入れが大きく、年収が高い方などは認定を受けたほうが間違いなくプラスになります。
住宅自体が長期優良住宅の基準を満たしていれば、当然認定を受けなくても長期に渡って使用できる住宅となります。
しかし、長期優良住宅に関わらず住宅を長持ちさせるには長期間にわたってのメンテナンスが重要になります。
結局同じメンテナンスをしていかなければならないのなら、ローンや税制の控除を受けた方がお得なのかも。
因みに、火災保険が安くなる!という意見もあります!
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